Q:

歯の噛み合わせが悪く、顎関節症です。以前から症状があったのですが、特段生活に問題があるわけではありませんでしたので、そのままにしていました。ですが、最近痛みを伴い、食事をするのが困難なため、病院へ行ったところ、顎関節症が悪化し、聴力に影響がおよび始めているのではと診断されました。放置しておけば、リュウマチにもなる可能性があるため、歯を削って、セラミックを施す治療を勧められました。しかし、セラミック治療は、見た目に悪くなるため、よく検討をしてくださいともいわれ、迷っています。下の歯茎には、歯茎中に横から親不知があるため、その歯が押して歯並びが悪いのではと思案しています。

A:

顎関節症の原因は様々で、咬みあわせはその中の一つの要因ですが、すべてではありません。

現在、世界的に顎関節症の治療の第一選択は、理学療法、薬物療法、認知行動療法などが主体で、最初から歯を削って咬みあわせを変える非可逆的治療は推奨されていません。

咬みあわせがもともと悪かったそうですが、今まで発症していなかったわけですから、最近何か顎に負担がかかることがあったのではないかと思われます。たとえば仕事中に上下の歯が当たっていませんか?上下の歯が当たる時間は、一日20分程度と言われています。強く咬んでいなくても、歯が長く接触しているだけで顎が痛くなると言われています。また痛みがあるのは、顎の関節や筋肉と思いますが、ストレッチや温めたりすることも効果があります。

以上のように、歯を削ってセラミックは早急に行う必要はないと思います。