歯の硬組織疾患(おもにむし歯)の治療

保存修復治療とは歯の硬組織疾患(おもにむし歯)の治療です。穴があいたり欠けてしまった歯は、自然に元に戻ることはありません。歯に代わる材料で修復しなければなりません。しかし、どんなにきっちり治しても、実は人工物で補っているに過ぎません。

口腔内の環境は、常時、唾液に浸された湿度100%、温度37℃の体温の中で、毎日の飲食による急激な温度の変化、咀嚼やかみしめによる圧迫を受けています。そのような過酷な環境下で、細心の注意なく、むやみやたらに歯を削り治療して、一生涯その歯を守っていくというのは至難の技といえます。特に当クリニックでは、天然の歯をなるべく残すことを目標にしています。

初期のむし歯ならプラークコントロールにより改善

初期のむし歯は、プラークコントロールにより改善、または進行させないことが可能です。しかしある程度進行してしまった場合には、最小限の削除量で修復を行うよう努力しています。

また、いかに自然な形や色に修復するかといった審美的側面も重視に考え、なるべく金属を使わない、自然の歯に近い材料で治すため器具、材料を厳選しています。

とはいえ、上記したように、過酷な環境ではありますので、また悪くしないためにはメインテナンスが重要となります。

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