日本歯科評論2月号の「TMDアップデート 顎関節症の治療をどう行うか」に寄稿しました!
日本歯科評論2月号の特集「TMDアップデート 顎関節症の治療をどう行うべきか」に寄稿しました!
本特集は日大松戸歯学部 顎口腔機能治療学分野 小見山道教授、北大 冠橋義歯補綴学教室 山口泰彦教授、医科歯科大顎関節治療部 西山暁診療科長とともに顎関節症の治療について、主に一般歯科開業医に向けて解説を行いました。
私、島田淳の担当は「かかりつけ医だから実践してほしい GP(一般開業医)による顎関節の初期治療とセルフケア」です。
顎関節症は、生活習慣病的な面と、腰痛や肩こりのように関節の機能障害の面があり、両者へ対応するのがセルフケアです。
生活習慣病、つまり、無意識の咬みしめや、片咀嚼、頬杖、うつぶせ寝など日常生活での習慣や習癖がリスク因子となり、慢性的に顎関節や咀嚼筋に対して負荷をかけ、そのために痛みや機能障害が生じ、顎が痛い、口が開かない等の症状が出る場合が多く、生活習慣や習癖を見直すことが原因療法となります。さらにストレスも症状の発症、悪化に関与している場合もあるので注意が必要です。また、リスク因子による負荷で動きが悪くなってしまい、痛みや開口障害に対しては腰痛や肩こりと同じに運動療法を行う事が必要です。本文では、顎関節症の基礎知識から初期治療、セルフケアについて詳しく解説しています。
顎関節症に興味がある先生には、是非参考にしていただけると幸いです。