審美歯科には大きく分けて2つの方法があります

1.天然の歯を削らずに漂白(ホワイトニング)する方法

1)歯科医院で漂白する方法(オフィスホワイトニング

歯の漂白に「過酸化水素」という成分を使います。「過酸化水素」は分解して“フリーラジカル”という成分を放出します。フリーラジカルは、着色成分である有機質を分解 し脱色をさせます。歯を削らずに、漂白剤を歯に塗って光を当てます。1回の治療に約1時間ほどかかります。これを基本的には1回、着色が強い場合は1週間に1回、2~4週間行います。

2)マウスピースを使い家で漂白する方法(ホームホワイトニング

歯科医師により作製された透明なマウストレーにホワイトニングジェルを塗布して使用します。ジェルを1日最長2時間使用することにより、個人差にもよりますが、2週間で輝くような白い歯になります。ジェルの主成分は過酸化尿素で、今まで困難とされていた着色歯面のホワイトニングも可能になりました。

◎注意

・歯の漂白効果には個人差がある為、ご希望の白さにならない場合があります。
・ホワイトニングが可能なのは自分の歯のみになり、かぶせ物や詰め物は白くなりません。
・漂白効果は永久的ではありません。色の戻りには個人差があります。
・処置後にしみたり歯や歯茎に痛みが出ることがありますが漂白を中断することで改善します。
・また次の方はホワイトニングはできません。

重篤な歯肉炎・歯周炎重度の知覚過敏の方
妊娠中・授乳期の女性
呼吸器疾患を持った方
重度の変色歯

2.歯を削って白くする方法

1)歯の表面だけ削ってセラミックを貼り付ける方法(ラミネートべニア

重度の変色歯や表面が虫歯になっている歯は、ホワイトニングでは白くなりません。

その場合は、歯の表面を薄く削りセラミックを貼り付け白くする方法があります。表面を薄く削るだけなので歯へのダメージは少ないと思います。

2)歯を削る、今被せてある冠を外して綺麗に被せ直す方法

虫歯の大きい歯、神経のない歯、あるいはすでに被せてあるが色、形が気になる場合は、歯の形を整え被せる方法となります。この場合、金属の裏打ちのないセラミックジルコニアで作ると自然な感じの歯となります。

3)奥歯の金属で詰めてあるのを綺麗にする方法

奥歯の小さな虫歯は、保険では金属で治すことが多いです。しかし笑った時、しゃべる時奥歯の金属が気になりますよね。当クリニックでは、基本的に小さな虫歯では、保険でも金属を使わずに、歯と同じ色の樹脂で治します。ただ保険の樹脂は、何年かすると色が変わってきます。その時にまたやり直しても良いのですが、色が変わらないものをというご希望の場合、セラミックで治すと色が変わりません。ただ大きさや虫歯の位置によっては、全部被せないとセラミックが割れやすいこともありますので詳しくは担当医にお聞きください。

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